韓国大統領選 野党候補 対北抑止力を強調 与党との違い鮮明に

ことし3月の韓国大統領選挙で政権交代を目指す最大野党の候補、ユン・ソギョル(尹錫悦)氏は核・ミサイル開発を推し進める北朝鮮に対する抑止力を強化する考えを示しました。これに対して与党候補のイ・ジェミョン(李在明)氏は、南北の経済協力に力を入れる考えを示していて、立場の違いが鮮明になっています。

3月9日の韓国大統領選挙の投票まで2か月を切るなか24日、最大野党「国民の力」の公認候補、ユン・ソギョル氏が会見を開き、外交と安全保障分野の公約を発表しました。

この中で北朝鮮の完全な非核化を目指すとしたうえで「北が極超音速ミサイルの発射実験をするなど露骨に挑発してきている」と述べ、警戒感をあらわにしました。

そして、北朝鮮によるミサイル攻撃の兆候をとらえ、先制攻撃をとれる態勢を含めた国防力の整備を進め、アメリカとの同盟関係をもとにした抑止力を強化すると強調しました。

これに対して与党「共に民主党」の公認候補、イ・ジェミョン氏は南北の経済協力に力を入れる考えを示すとともに、ユン氏による先制攻撃への言及について「南北の緊張を高める」と批判していて、北朝鮮に対する両候補の立場の違いが鮮明になっています。