感染拡大で5月の福岡での世界水泳延期へ 来年7月軸に再調整

新型コロナの感染拡大の影響で、ことし5月に福岡市で開催される予定だった水泳の世界選手権が延期されることになりました。
福岡市は来年7月の開催を軸に国際水泳連盟などと日程を再調整していくとしています。

福岡市の高島市長は24日に記者会見を開き、ことし5月に福岡市で開催される予定だった水泳の世界選手権と、その後に予定されていた世界マスターズ選手権が延期されることを明らかにしました。
国際水泳連盟から「今月21日に理事会を開き開催を延期することで合意した」と連絡があったということです。
理由として国際水泳連盟は、オミクロン株による感染の急拡大で選手の予選会を実施できていない国があることなどを挙げていたということです。

高島市長は「調整を進めていた選手や楽しみにしていた国内外のファンのことを考えると大変残念だ」と述べました。
そのうえで来年7月の開催を軸に国際水泳連盟などと日程の再調整を進めるとともに、延期に伴う追加費用の負担をめぐって協議していく考えを示しました。
また、大会に向けて募集したボランティアについては「すでにおよそ5000人が応募してくれていて大変ありがたく思っている。基本的には同じ人たちに1年後、引き続き関わってもらいたい」と述べました。