広島県「まん延防止」延長を要請 “感染者いまだに増加傾向”

今月31日が期限の「まん延防止等重点措置」について、広島県は24日、国に延長するよう要請し、湯崎知事が記者会見して県民に感染対策の継続と徹底を呼びかけました。

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、広島県には今月9日から「まん延防止等重点措置」が適用されています。

県は県内23のすべての市と町を対象区域に指定し、飲食店に営業時間を短縮するよう要請するなどの感染防止対策を実施していますが、県内では一日に発表される新規感染者が23日まで5日連続で1000人を超えるなど、厳しい感染状況が続いています。

これを踏まえ県は、新規感染者が増えるスピードは緩やかになっているが、いまだに増加傾向にあるとして、24日、国に対し今月31日が期限の重点措置の期間を延長するよう要請しました。

要請では、対象区域を引き続き県内23のすべての市と町とし、延長する期間は感染者を安定的に低いレベルでコントロールできるまでとしています。

要請のあと、湯崎知事は記者会見し、県民に対して「医療のひっ迫を防ぐため、感染を減少に向かわせることが必要だ。皆さんが感染せず、医療を守るために対策の継続と今一度の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。