佐賀県「まん延防止等重点措置」適用を要請 県内全域を対象へ

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、佐賀県は24日「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請しました。
適用された場合、県はすべての市と町を対象とする方針で、今月27日から飲食店に対する営業時間の短縮の要請などを行うことにしています。

佐賀県は24日、新型コロナの対策本部会議を開き冒頭、山口知事が感染の急拡大を受けて「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請したことを明らかにしました。
そのうえで重点措置が適用された場合、県内すべての市と町を対象とするほか、今月27日から国が決める期間に合わせて飲食店を対象に営業時間短縮の要請などを行うと述べました。

具体的には、感染対策の県の認証を受けている店舗については、午後9時まで営業可能で、酒類の提供もできるとしています。
一方、認証を受けていない店舗は営業時間は午後8時までで、酒類の提供もできないとしています。
そのうえで要請に応じた飲食店には認証の有無にかかわらず、売り上げの規模に応じて1日あたり3万円から10万円の協力金を支給するとしています。

山口知事は「飲食店の皆さんには苦労をおかけすることになるが協力をお願いするとともに県民には長時間、多人数での飲食を引き続き避けてもらいたい」と述べました。

佐賀県によりますと、県内にあるおよそ4000の飲食店のうち、3000弱の店がすでに認証を受けているということで、現在認証を受けていない飲食店についても職員などを派遣してその場で認証を行う態勢を整えるということです。