洋上風力発電 電力会社や商社など 国内外で相次いで事業化

脱炭素に向けて注目されている洋上風力発電。電力会社や商社などが相次いで国内外での事業に乗り出しています。

イギリス東部の北海沖で、世界最大規模となる洋上風力発電所が建設され、今月14日から営業運転を開始しました。

この発電所でイギリスの一般家庭およそ80万世帯分の電力を賄えます。

発電所を運営する事業会社にはドイツの電力会社のほか、日本から電源開発が25%、関西電力が16%出資しています。

両社は開発から運転までのノウハウや、洋上でのメンテナンス方法などを事業を通じて蓄積し、将来、日本国内で事業化する際に活用していくねらいです。

また国内では、政府が千葉県沖と秋田県沖の合わせて3つの区域で洋上風力発電の事業者を募集し、いずれも三菱商事などでつくる事業体が先月、入札で選ばれました。

事業体では3つの区域で風車を134基設置する計画で、早い地域では2028年から発電が始まる予定です。

洋上風力発電は大規模化で発電量を増やすことが可能など、再生可能エネルギー普及の切り札とされています。

ただ、天候によって発電量が大きく変動することや、遠くから都市部などに電力を送る送電網を強化しなければならないなど、課題も多く残されています。