金融庁「外貨建て保険」運用状況比較できる共通指標を導入

金融庁は、ドルなどの外貨で運用する「外貨建て保険」について、販売する金融機関ごとに運用状況の比較ができる共通の指標を導入することになりました。元本割れのリスクなどをめぐってトラブルも起きていることから、顧客保護の取り組み強化につなげるねらいです。

外貨建て保険は、顧客が支払った保険料を金融機関がドルなどの外貨で運用するものです。

金利が高い外貨で運用することで運用益が期待できるとされる一方、元本の保証がなく、為替の変動などによって顧客が損をするリスクもありますが、金融機関が十分な説明をせずに販売し、顧客から苦情が出たりトラブルになったりする事例が出ています。

このため金融庁は、顧客保護の取り組み強化につなげようと、金融機関が販売する外貨建て保険の運用状況などを比較できる共通の指標を導入することになりました。

具体的には、外貨建て保険の銘柄別に、顧客がどの程度の運用益を得られるかや、金融機関ごとに運用実績が高い顧客がどの程度いて、損失が出ている顧客がどの程度いるかなどをグラフで示すとしています。

銀行や保険会社など合わせて数百社が対象になるということで、金融庁は各社に運用状況などの開示を求めたうえで、ことしの春以降に指標を導入するとしています。