NBA 渡邊 八村との2シーズンぶり日本人選手対決に向け意気込み

NBA=アメリカプロバスケットボール、ラプターズの渡邊雄太選手が21日、八村塁選手が所属するウィザーズとの試合前に取材に応じ、個人的な事情でチームへの合流が遅れていた八村選手について「心配していたが、今は楽しそうにプレーしていてうれしく思う」と話しました。

渡邊選手が所属するラプターズと八村選手のウィザーズは21日、ワシントンで対戦する予定で、ともにベンチ入りした渡邊選手と八村選手による2シーズンぶりの日本選手対決が実現するのか、注目が集まっています。

渡邊選手は試合前に取材に応じ、東京オリンピックの後に個人的な事情でチームへの合流が遅れ、1月に復帰した八村選手について「心配していたが、コートで会うのを楽しみにしていたのであえて連絡はしなかった。僕としては焦って戻ってほしくないと思っていた。彼が本当に100%の状態になった時に戻ってきてほしいと考えていた」と話しました。

そのうえで「今の彼のプレーを見ていても楽しそうにやっているし、それがいちばんだと思う。そういう彼の姿を見ることができてすごくうれしい」と復帰を喜んでいました。

渡邊選手は1月、新型コロナウイルスに感染した影響で4試合を欠場し、復帰後も出場機会が減るなど苦しい時期を過ごしています。

こうした自身の状況について「コロナの症状はほとんど無かったが、1週間ほど練習ができず、復帰してからも自分らしくないプレーが続いてしまった。体調管理も含めプロとしてすべて自分の責任なので言い訳はできないし、また必ずチャンスが来ると思ってしっかりと準備を続けたい」と話し、前を向いていました。

過去の2人の対決

八村選手と渡邊選手がNBAで初めて対決したのは、2019年12月に行われたウィザーズ対グリズリーズ戦で、NBAで日本選手どうしが対決したのはこの試合が史上初めてでした。

先発出場した八村選手はおよそ29分の出場で10得点、リバウンド4つをマークし、途中出場した渡邊選手は7分余りの出場でリバウンド3つという成績でした。

2回目の対決は、そのおよそ2か月後の2020年2月に行われたウィザーズ対グリズリーズ戦で、先発出場した八村選手はおよそ25分出場して12得点、11リバウンドと、2つの部門でふた桁の数字をあげる「ダブルダブル」を達成しました。

渡邊選手はおよそ10分の出場でリバウンド1つでしたが、2人が同時にコートに立つ場面はありませんでした。

昨シーズン、ラプターズに移籍した渡邊選手と八村選手の対戦は、昨シーズンと今シーズンでそれぞれ3回ずつ組まれていましたが、いずれもどちらかがケガなどで欠場したため、直接対決は実現していませんでした。

試合会場に日本コーナーも

八村選手と渡邊選手が対決した21日のNBAの試合は「ジャパニーズ・ヘリテージナイト」と名付けられ、日本に関連したさまざまな演出が行われました。

ウィザーズのホームのワシントンの試合会場では去年行われた東京オリンピックの聖火リレーのトーチが展示されたほか、訪れたファンが絵馬を書いて展示できる特設コーナーも設けられました。

また、会場のBGMには藤井風さんの楽曲が使用され、選手紹介では選手の名前がカタカナでスクリーンに表示されるなど、日本にちなんださまざまな演出で会場を盛り上げていました。