過激派組織IS シリアやイラクで襲撃相次ぐ 計30人以上が死亡

内戦が続くシリアで、過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員が収容されている刑務所がISによって襲撃され、治安部隊や市民合わせて25人が死亡しました。また、隣国のイラクでも、軍の施設がISに襲撃されて兵士11人が死亡し、ISが再び勢力を強めることが懸念されています。

内戦が続くシリアの情報を集めているシリア人権監視団によりますと、北東部のハサカ県で20日夜、過激派組織ISの戦闘員を収容している刑務所が襲撃され治安部隊や市民あわせて25人が死亡したということです。

これについて、ISとつながりのあるアマーク通信は「ISの戦闘員が刑務所に収容されている仲間を解放するため攻撃を行った」と伝えました。

また隣国イラクの国営通信によりますと、首都バグダッドに接するディヤラ県で軍の宿舎がISによる襲撃を受け、兵士11人が死亡したということです。

ISは3年前、シリア東部にあった最後の拠点を失ったあともシリアやイラクで散発的に襲撃やテロを繰り返しています。

イラクでは先月、ISを掃討するため駐留してきたアメリカ軍が戦闘任務を終えましたが、今回ISが大がかりな攻撃を相次いで行ったことで再び勢力を強めることが懸念されています。