カザフスタン駐日大使「日本との経済影響は最小限に」

中央アジアのカザフスタンの駐日大使が都内で記者会見し、現地では大規模な抗議活動で多数の死傷者が出る事態となったものの、カザフスタン政府は、治安の回復に努めているとして日本との経済関係への影響を最小限にとどめたいとする考えを示しました。

中央アジアのカザフスタンのサーブル・エシムベコフ駐日大使は、21日、都内で記者会見しました。

この中で、エシムベコフ大使は、国内での大規模な抗議活動で多数の死傷者が出る事態となったことについて「治安当局者にも市民にも死傷者が出たことは、カザフスタンのすべての人々にとって悲劇だった」と述べました。

また、カザフスタンでは、日本企業も相次いで進出していることを念頭に「今回の事態では、日本企業が活動する資源開発の施設も軍によって警備された」と述べ、日本企業が活動している地域も含めて治安の回復に努めてきたと強調し、両国の経済関係への影響を最小限にとどめたいとする考えを示しました。

一方、一連の混乱を受けてカザフスタン政府がロシア主導の軍事同盟であるCSTO=集団安全保障条約機構に支援を求めたことについて、エシムベコフ大使は「ロシアはよき隣人で戦略的なパートナーだと証明された」と述べ、カザフスタンの安全保障にとってロシアの重要性が一層増したという認識を示しました。