テニス 全豪オープン 大坂なおみが3回戦敗退 大会連覇ならず

テニスの四大大会、全豪オープンは5日目、女子シングルス3回戦に登場した大坂なおみ選手はアメリカの選手にセットカウント1対2で逆転負けし、大会連覇はなりませんでした。

世界ランキング14位の大坂選手は、女子シングルス3回戦で世界60位でアメリカの20歳、アマンダ・アニシモバ選手と対戦しました。

第1セット、大坂選手は2回戦で去年の東京オリンピックの金メダリスト、ベリンダ・ベンチッチ選手を破った相手に対し、緩急をつけたサーブや鋭いショットで揺さぶり6-4で取りました。

しかし、第2セットに入ると相手の勢いのあるショットにおされ始めミスも相次いでこのセットを3-6で奪われました。

最終の第3セットは、互いにサービスゲームをキープしあう展開となりましたが、タイブレークの末6ー7で落とし、セットカウント1対2で逆転負けしました。

大坂選手の全豪オープン連覇はなりませんでした。

連覇ならずも「変化」感じさせた大坂なおみ

「楽しい試合だった」。

試合を振り返ってほしいという問いに彼女はこう答えました。
休養を経て再び戦いの舞台に戻ってきたテニスの大坂なおみ選手。
今回、敗れはしたもののメンタル面の変化を感じさせる大会となりました。

去年は、試合でピンチになるといらだつ場面が目立ち、コートの内外で不安定さをうかがわせた大坂選手。
去年の全仏オープンでは記者会見が選手の精神的な状況を考慮していないなどとして応じず、そのまま大会を棄権しました。
東京オリンピックや全米オープンでも勝ち上がれず、その後実戦から遠ざかりました。
休養を経て臨んだ全豪オープン。
ピンチの場面でも笑顔をみせてゲームを楽しんでいる大坂選手の姿がありました。

大坂選手は試合後の会見に臨み、転機となった出来事について「去年の全米オープンのあと自分の部屋で座って『この先、自分は何をしたいんだろう』と考えたらテニスでやりたいことがまだたくさんあると気づいた」と語りました。
そして、気持ちの浮き沈みが激しい自分を変えなければならないと考え直したと心境の変化を話しました。

そのために取り入れたのが「めい想」でした。
朝、部屋をお香とキャンドルで満たし、気持ちを落ち着けることを日課にしました。

大坂選手は「毎日小さな目標を決めて行動していた。休養中にテニスが楽しいと気づくことができたのが助けになっている」と語っています。

今回の敗戦について大坂選手は「私は神ではないので、すべての試合に勝つことはできない。大会で勝つことはとても特別なこと。ただ、去年とは全く違う姿勢で臨めたので、負けはしたがよかったと思う」と笑顔で話しました。また、今後については「次の大会がどうなるかまだ分からないが、とてもポジティブに臨める気がする」と話しました。

連覇は逃した大坂選手ですが、ことしの復活を期待させる全豪オープンでした。