中国銀行 岡山県内106店舗で昼間1時間 窓口休業 ATMは利用可能

感染の急拡大を受けて、岡山市に本店がある中国銀行は、BCP=事業継続計画に基づいて、窓口業務にあたる従業員を減らすため、昼間の1時間、店舗を休業とする対応を取っています。

中国銀行は、感染対策と業務継続のため、岡山県内にある106の店舗で21日から、従業員を2つ以上のチームに分けて、職場ごとの人数を減らし、互いに接触しないようにする取り組みを始めました。

これにともない、窓口業務にあたる人数も減り、休憩時間も確保する必要があることから、昼間の1時間、それぞれの店舗を休業とする対応を取っています。

岡山市北区にある本店には、昼間の休業を知らせる看板が置かれ、午前11時半に正面入り口のシャッターがいったん下ろされました。

仕事の合間に訪れていた50代の女性は「休業するとは知らなかったので驚いた。お祝い用に新しいお札に替えたかったので、窓口を利用できなくて困っている」と話していました。

休業時間中は窓口業務は行いませんが、店舗内のATMは利用できるほか、急ぎの要件は電話で対応するということです。

中国銀行本店営業部の湯浅宏美次長は「待ち時間が増えたり、利用できない時間帯があったりするが、業務継続のためとご理解いただきたい」と話していました。

中国銀行では、広島や大阪などの店舗でも同様の対応を始めていて、岡山県内では、トマト銀行も今週から昼間の休業を行っています。