兵庫県 斎藤知事 「まん延防止等重点措置」国への要請あす決定

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、兵庫県の斎藤知事は21日に対策本部会議を開き、「まん延防止等重点措置」の国への要請を正式に決めると明らかにしました。

新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、兵庫県の斎藤知事は20日午後、県庁で取材に応じ「県内各地で、都市部のみならず全体で感染が広がっている」と述べ「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請すると明らかにしました。

理由については、県内で2日連続で2500人前後の感染者が確認されていることや、病床使用率が40%を超えたことなどを踏まえた総合的な判断だと説明しました。

21日午後に対策本部会議を開き、要請を正式に決定するとしています。

斎藤知事は19日、大阪府の吉村知事と京都府の西脇知事と会談して、いずれかの府県が重点措置を要請すべきだと判断した場合は、そろって対応することを確認していて、要請の方針は両知事にも伝えたということです。

一方、斎藤知事は重点措置が適用されたあとの飲食店への要請内容については、県内全域を対象に認証店の酒類の提供は認めて営業時間は午後9時まで、認証店以外は酒類の提供を認めずに、営業時間は午後8時までとする考えを示しました。

斎藤知事は「経済活動との両立という考え方からは軌道修正するが、重点措置が適用されても、ギリギリ営業できるので社会活動との両立を図っていきたい」と述べました。