阿蘇地域の世界文化遺産登録に向け熊本県知事らが文科相に要望

熊本県の阿蘇地域の世界文化遺産の登録に向けて、蒲島知事は末松文部科学大臣と面会し、国内の推薦候補の前提となる「暫定リスト」に記載するよう要望しました。

世界文化遺産の国内の推薦候補の選定を行う文化庁の審議会は、候補の前提となる「暫定リスト」の改定に向けて新たに追加する案件の検討を進めています。

こうした中、阿蘇地域の世界文化遺産の登録に向けて、熊本県の蒲島知事と阿蘇市の佐藤市長らは20日、文部科学省などを訪れ、末松文部科学大臣や文化庁の都倉長官とそれぞれ面会しました。

この中で蒲島知事らは、伝統的な農業によって広大な草地を維持してきたカルデラは、世界でも阿蘇地域にしか見られないなどとした提案書を提出し「暫定リスト」への記載を要望しました。

これに対し末松大臣は、「景観の保全をもう少し広い範囲でしっかりやってほしい」と述べたということです。

面会のあと蒲島知事は記者団に対し、「心強い返事をいただいた。景観の保全や阿蘇の重要性を考えながら、国土交通省や農林水産省、環境省などとも一緒になって取り組んでいきたい」と述べました。