去年12月のコンビニ売り上げ 前年同月比3.2%増 3か月ぶり増加

先月の全国のコンビニエンスストアの売り上げは3か月ぶりの増加となりました。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、オフィス街の人出や年末の帰省が増えたことなどによるものです。

日本フランチャイズチェーン協会によりますと、全国にあるコンビニの先月の売り上げは1年以上営業している既存店の合計で9325億円となり、前の年の同じ月より3.2%増えました。

3か月ぶりの増加で、新型コロナの感染状況が落ち着きオフィス街の人出や年末の帰省が回復したことや、人が集まる機会が増え、クリスマスケーキやおせちの売り上げが伸びたことが要因です。

また、去年1年間の売り上げは、冷凍食品や酒類の販売が好調だったことなどから、10兆3397億円と前の年を0.6%上回り2年ぶりの増加となりました。

感染の拡大でまん延防止等重点措置が合わせて13都県に新たに適用されることについて、日本フランチャイズチェーン協会では「措置の対象は全国ではないものの、人の動きが制限される可能性は大きく、今後の動向を注意して見ていきたい」としています。