東京 新宿区 区立小中学校で24日から分散登校へ

東京都内で急速な感染拡大が続いていることを受けて、新宿区は来週24日から区立の小中学校でリモート授業を活用した分散登校を行うことを決めました。

東京都内の感染確認が過去最多となる中、新宿区でも子どもの感染が増加しています。

このため区では、来週24日から区立の小学校と中学校について、それぞれの学級を2つに分け、午前と午後などの形で分散登校を行うことを決めました。

登校しない子どもたちにはリモート授業を活用して対応し、感染の拡大を受けて自主的に登校を控える児童や生徒についても授業を配信して学習面のフォローを行うとしているほか、学童クラブなどを午前中から利用できるようにするとしています。

このほか、区立幼稚園についても今月24日から分散登園や時間差での登園を行うほか、保育園などについては21日から、保護者の勤務先の協力が得られる場合などは登園の自粛や保育時間の短縮を呼びかけるとしています。

いずれも期限はまん延防止等重点措置の期間である来月13日までで、吉住健一区長は「相対的な重症化リスクは低いと言われているが、社会インフラの維持に支障を来す感染者数になっているので、人数抑制による感染拡大防止を目指したい」としています。