沖縄県のPCR陽性900人分 大阪府の感染者数として集計されたか

沖縄県は、県内にある民間の検査機関がPCR検査で陽性と判定された人の保健所への届け出を大阪の医療機関に依頼した結果、先月12月29日以降、およそ900人分が大阪府の感染者数として集計されていたとみられると明らかにしました。

沖縄県によりますと、県内にある民間の検査機関の1つが、県内で検体を採取しPCR検査で陽性と判定されたおよそ900人分の診断を先月29日以降、大阪の医療機関に依頼していましたが、この医療機関は地元の保健所に届け出ていたため大阪府の感染者数として集計されていたとみられるということです。

県によりますと、この検査機関は当初、県内の医師に診断を依頼していましたが、感染の急拡大で対応できる件数を超えたため、大阪の医療機関に依頼したということです。

沖縄県在住の感染者が県外の保健所に届け出られた場合でも、沖縄の保健所が連絡を受け、本人の健康状態を確認することになっています。

沖縄県はこうした対応に遅れが出ないよう、今後は大阪の医療機関から直接、沖縄県内の保健所に届け出てもらうよう調整を進めるということです。