後藤厚労相 抗原検査キットなど 買い取り保証で増産促す考え

オミクロン株の感染急拡大を受けて、後藤厚生労働大臣は、全国知事会とオンラインで意見を交わし、自宅での療養体制などを強化するため、政府が抗原検査キットやパルスオキシメーターの買い取り保証を行うことで、増産を促したいという考えを示しました。

オンラインでの意見交換で、全国知事会の会長を務める鳥取県の平井知事は「市場で調達する抗原検査キットが医療現場では入手しづらくなっているという話が出ている」と指摘したうえで、政府が主導して安定的に供給できる体制を構築するよう要請しました。

これに対し後藤大臣は「抗原検査キットやパルスオキシメーターについては、現時点で十分な在庫があるが、今後、感染が拡大した場合でも供給量を確実にすべく、買い取り保証も含めて対応していきたい」と述べ、自宅での療養体制などを強化するため、政府が買い取り保証を行うことで増産を促したいという考えを示しました。

またワクチンの3回目接種をめぐって後藤大臣が「ペースアップが何としても必要だ」と述べ、都道府県による大規模接種会場の設置を要請したのに対し、平井知事は、ワクチンの供給量や配送日程を速やかに示すよう求めました。