「さっぽろ雪まつり」はオンライン開催 会場開催は2年連続中止

来月の開催を予定している「さっぽろ雪まつり」について、実行委員会は新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて、会場での開催を中止とし、オンライン開催とすることを決めました。会場を設けての開催は2年続けて中止となります。

「さっぽろ雪まつり」は例年、およそ200万人が訪れる冬の札幌を代表するイベントで、ことしは来月5日から8日間の日程で大通公園に、2年ぶりに会場を設けて開かれる予定でした。

しかし、実行委員会は新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて協議した結果、全国から多くの集客が予想される大規模イベントの開催は困難だとして、会場での開催を中止とし、オンライン開催とすることを決め19日発表しました。

これに伴い大通公園での雪像の制作は取りやめ、別の場所に小規模な雪像を1、2基程度設置して、その制作の様子などを映像で配信することにしています。

オンライン開催は来月5日から28日まで行われる予定で、公式ウェブサイト上で市民参加型のフォトコンテストなども実施することにしています。

実行委員会は「準備を進めてきたので残念ではあるものの、今の感染状況を踏まえると、この判断は市民の皆さんにもご理解いただけるものと思っている。開催まであまり時間もないので、急ピッチで準備を進めていきたい」と話しています。