東京都内 施設内感染増加 ここ数日は第3波や5波のピーク上回る

新型コロナウイルスの感染が急速に拡大している東京都内で、感染経路が「施設内」の人が増えていて、ここ数日は、第3波や5波のピークを上回っています。都の担当者は「オミクロン株の感染力が強い中で、集団生活など、日常的に接触する人の間で広がりやすいのではないか」としていて、対策の徹底を呼びかけています。

都によりますと、今月に入って18日までに都内で感染が確認され、経路が判明している1万1538人のうち、「施設内」で感染した人は12.6%に当たる1459人に上っています。

50.9%を占める「家庭内」に次いで多く、特にここ数日人数が増加しています。

一日ごとにみると、「施設内」で感染した人は第3波で最も多かったのが162人、5波が152人なのに対し、今月は3日前の16日が190人、17日は306人でした。

そして18日は360人となり、3波、5波のピークを大幅に上回る日が続いています。

クラスターの発生も相次いでいて、都によりますと、特別養護老人ホームや医療機関、それに大学や保育園などで確認されています。

都の担当者は「オミクロン株の感染力が強い中で、集団生活など、日常的に接触する人の間で広がりやすいのではないか」としていて、施設内での感染防止対策の徹底を呼びかけています。