原油先物価格 7年3か月ぶりの高値 経済回復の重荷になるおそれ

18日のニューヨーク原油市場で、国際的な原油の先物価格が一時、1バレル=87ドル台前半まで上昇し、およそ7年3か月ぶりの高値となりました。原油の高騰が続けば、国内のガソリン価格などの一段の値上がりにつながることになります。

ニューヨーク原油市場では18日、国際的な指標となるWTIの先物価格が、一時、1バレル=87ドル台前半をつけました。これは2014年10月以来、およそ7年3か月ぶりの高値です。

価格高騰の背景には、世界的な景気の回復で原油の堅調な需要が続くという見方が広がっていることに加え、UAE=アラブ首長国連邦の国営石油会社の施設で17日、爆発が起きたことで、原油の供給に影響が及ぶことへの警戒感が出たことがあります。

WTIの先物価格は去年10月に1バレル=85ドル台前半まで上昇し、その後は、変異ウイルスのオミクロン株の感染拡大への懸念などから、一時、62ドル台まで下落していました。

しかし、このところ再び価格が上昇していて、こうした傾向が続けば、国内のガソリン価格などの一段の値上がりにつながるほか、インフレが大きな課題になっている世界経済の回復にも重荷になるおそれがあります。

市場関係者からは「需要の増加に比べて原油の生産量の回復が十分でない」との声も出ていて、価格動向とともに産油国の対応も焦点になりそうです。