東芝 3分割の計画 大株主 株主総会で2/3以上の賛成求める声明

東芝が打ち出した会社を3分割にするという計画について、大株主の資産運用会社が、株主総会で3分の2以上の賛成を得るという厳しい要件をクリアしたうえで、計画を進めるべきだとする声明を発表しました。

東芝は去年、企業価値を高めるねらいで会社を3つに分割する計画を示し、ことし3月までに臨時の株主総会を開いて株主の意向を確認するとしていますが、具体的な方法や条件は明らかにしていません。

こうした中、東芝の株式の5%程度を保有しているとみられる大株主の外資系資産運用会社「ファラロン・キャピタル・マネージメント」が、株主総会で3分の2以上の賛成を得たうえで、計画を進めるべきだとする声明を発表しました。

企業が株主総会に提出する議案は、過半数の賛成で可決・承認とする場合が多く、合併などの重要な議案は要件がより厳しくなり、原則3分の2以上の賛成が必要となります。

この資産運用会社は、東芝は株主らとの信頼関係を損なわないよう、多くの賛成を得ることが必要だ、などと主張しています。

この声明について、東芝は「株主総会の開催日や議案は、現時点では決定していません」とコメントしています。

東芝の計画をめぐっては、シンガポールに拠点を置く別の大株主も、株主の3分の2以上の賛成が必要で、反対が多かった場合は計画を取り下げるべきだとしています。

株主から厳しい条件を相次いで突きつけられた形で、会社が予定どおり計画を進められるか、不透明になっています。