「佐渡島の金山」世界文化遺産への推薦めぐり自民会合で意見

新潟県や佐渡市が世界文化遺産への登録を目指している「佐渡島の金山」について、自民党の会合では、来月1日の期限までにユネスコに推薦するよう求める意見が相次いだ一方、韓国が反発していることも踏まえ今回の推薦は見送るべきだという声も出されました。

来年の世界文化遺産の登録に向け、文化庁の審議会は、先月、今年度の国内の推薦候補に「佐渡島の金山」を選定すると答申しましたが、選定は推薦の決定ではなく今後、政府内で総合的に検討すると異例の注釈をつけました。

ユネスコへの推薦の期限が来月1日に迫る中、自民党は18日、外交部会や文部科学部会などの合同の会合を開いて対応を協議しました。

出席者からは、審議会の答申を重く受け止め、期限までに推薦するよう求める意見が相次いだ一方、韓国が朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だとして反発している中で、反論の準備が不足しているなどとして、今回の推薦は見送るべきだという声も上がりました。

こうした党内の議論なども踏まえ、今後、政府・与党間で、最終的な対応について、調整が図られる見通しです。

岸田首相「登録実現に何が最も効果的か検討」

岸田総理大臣は18日夜、記者団に対し「政府としては登録を実現するうえで何が最も効果的かという観点から総合的な検討を行っている。さまざまな動きがあると承知しているが、登録の実現が何より大事だ。そのために何が最も効果的なのかしっかり考えて検討していきたい」と述べました。