「さっぽろ雪まつり」事実上の中止へ 2年連続で

2年ぶりに会場を設けて開かれることになっていた「さっぽろ雪まつり」について、実行委員会は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことしもオンライン開催とする方向で調整に入りました。札幌の冬の風物詩は2年続けて事実上の中止となる見通しです。

「さっぽろ雪まつり」は例年、およそ200万人が訪れる冬の札幌を代表するイベントで、ことしは来月5日から8日間の日程で大通公園に2年ぶりに会場を設けて開かれる予定でした。

これについて札幌市の秋元市長が先週、感染拡大を受けて無観客でのオンライン開催を検討するよう要請したことを踏まえ、実行委員会は会場での雪像の制作は取りやめ、別の場所に設けた雪像を映像などで配信するオンライン開催とする方向で調整に入りました。

大通公園では来月の開催に向けて今月11日に雪を運び入れる作業が始まり、雪像づくりが進められていました。

実行委員会は19日にもオンラインでの開催を正式に決め、概要を発表することにしています。