1月の月例経済報告 景気全体「持ち直しの動き」判断据え置き

政府は、今月の月例経済報告で、「生産」の項目について上方修正する一方、景気全体としては、「このところ持ち直しの動きがみられる」とする判断を据え置きました。

政府は18日、関係閣僚会議を開き、景気に関する公式見解に当たる今月の月例経済報告をまとめました。

それによりますと、「生産」の項目については、自動車産業で部品の供給不足の影響が和らいでいることから、先月までの「持ち直しに足踏みがみられる」という表現を「持ち直しの動きがみられる」に上方修正しました。

「生産」の上方修正は、1年2か月ぶりです。

一方で、GDP=国内総生産の半分以上を占める「個人消費」などの表現は変えず、景気全体としても「新型コロナウイルスによる厳しい状況が徐々に緩和される中で、このところ持ち直しの動きがみられる」とする判断を据え置きました。

景気の先行きについては、「持ち直していくことが期待される」としながらも、オミクロン株の影響や、原油などの原材料価格の動向をリスク要因に挙げ、十分注意する必要があるとしています。

山際経済再生相「感染拡大で個人消費下押しも」

山際経済再生担当大臣は、関係閣僚会議のあとの記者会見で、「オミクロン株の感染が足元で急速に拡大している。個人消費を下押しする要因になる可能性がある」と述べ、景気の先行きへの警戒感を示しました。