トンガ支援 政府高官が新型コロナ感染拡大を懸念

南太平洋のトンガ付近で発生した大規模な火山の噴火による被害が徐々に明らかになる中、各国や国際機関などは支援の準備を進めています。その一方で、島国のトンガでは新型コロナウイルスの厳しい水際対策を続けていることから、支援に伴う感染拡大への懸念も指摘されています。

今月15日にトンガ付近で発生した大規模な火山の噴火では、軍の哨戒機を派遣したニュージーランドなどの情報から被害が徐々に明らかになってきています。

こうした中、日本やオーストラリアなど各国が支援の意向を示しているほか、国際機関なども人道支援の準備を進めています。

このうちユニセフ=国連児童基金は、現地では大量の火山灰などの影響で水や食料の調達が難しく、特に清潔な飲料水の確保が差し迫った課題だとしていて、オーストラリアとフィジーに備蓄している緊急支援物資を輸送する準備を進めています。

その一方で、島国のトンガでは新型コロナウイルスの厳しい水際対策を早い段階から続けていて、WHO=世界保健機関によりますと世界的に感染が拡大してからこれまでに陽性が確認されたのは1人だということです。

こうした中、ロイター通信によりますと、オーストラリアに駐在しているトンガの政府高官が支援に伴う感染拡大への懸念を示すなど、今後の人道支援と感染対策の両立が大きな課題となります。