トンガ大規模噴火影響 漁船約30隻で転覆などの被害 金子農相

南太平洋のトンガ付近で発生した大規模な火山噴火による日本の漁業への影響について、金子農林水産大臣はこれまでにおよそ30隻の漁船で転覆などの被害が出ていることを明らかにしました。

今月15日に南太平洋のトンガ付近で発生した大規模な火山噴火の影響で太平洋側の各地で津波が観測されました。

農林水産省では17日午後2時までに報告があった漁業への被害を18日明らかにしました。

それによりますと、高知、徳島、宮城の3県で合わせておよそ30隻の漁船が転覆したり沈没したりするなどの被害の報告があったということです。

また、徳島県では沿岸に設置していた小型の定置網が壊れたほか、宮城県、三重県、和歌山県、沖縄県では、ワカメやかきなどの養殖施設が壊れる被害も報告されているということです。

金子農林水産大臣は、閣議のあとの記者会見で「国として漁船保険制度などによる支援を行っていく」と述べ、迅速に対応していく考えを示しました。

一方、過去にフィリピンでの火山噴火で平均気温が低下し、コメの不作の要因になったといわれていることを踏まえ、今回の噴火が農業生産に及ぼす影響について金子大臣は「今回の噴火の規模や気象への影響はまだ明らかになっておらず、わが国の農業や食料供給にどのような影響を与えるか引き続き注視したい」と述べました。