徳島 雑居ビル放火事件 被告が起訴内容認める 徳島地裁

去年3月、ご当地アイドルの音楽ライブが行われていた徳島市の雑居ビルでガソリンをまいて火をつけ、中にいた70人以上を殺害しようとした罪などに問われている被告の裁判員裁判が徳島地方裁判所で始まり、被告は起訴された内容を認めました。

徳島県牟岐町の無職 岡田茂被告(39)は去年3月、徳島市の雑居ビルで中にいた74人を殺害しようとガソリンをまき火をつけたとして殺人未遂や放火などの罪に問われています。

このビルではご当地アイドルの音楽ライブが行われていて、エレベーターホールの床などが焼け、50代の男性が軽いやけどをしたほか、観客などおよそ70人が避難しました。

徳島地方裁判所で始まった裁判員裁判で、被告は起訴された内容を認めました。

検察は、冒頭陳述で「ファンだったアイドルに恨みを持ち、事務所側に復しゅうしようと考えた。当日には京都アニメーションの事件に関する動画を見ていた」などと述べました。

弁護士は「被告は自殺できず、社会から逸脱するような行為をすれば自殺できるのではないかと考えた。積極的に誰かを殺したいと思ったわけではない」などと述べました。

先月、大阪のビルでクリニックが放火され、巻き込まれた25人が死亡した事件では、死亡した容疑者の住宅から徳島の事件に関する新聞記事も見つかっていたことが警察への取材で分かっています。

裁判は今月21日に結審し、判決は25日の予定です。