「アンネの日記」隠れ家はユダヤ人男性が密告か 調査チーム

「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの隠れ家がナチスの秘密警察に見つかった経緯について調べていた調査チームは、ユダヤ人の男性が密告した可能性があるとする結論を出し、真相に迫る調査結果として関心を集めています。

アンネ・フランクは、第2次世界大戦中、ナチスによるユダヤ人の迫害から逃れようと、オランダ、アムステルダムの隠れ家で生活していましたが、1944年、秘密警察に見つかって拘束され、強制収容所に送られたあと15歳の若さで亡くなりました。

アンネが秘密警察に見つかった理由については、戦後、オランダの警察が捜査しましたが真相は明らかにならず、アメリカのFBI=連邦捜査局の元捜査官などでつくるチームが、6年ほど前から調査を進めていました。

ロイター通信などによりますと、調査チームはこのほど、ユダヤ人の男性が隠れ家を密告した可能性があるとする結論を出したということです。

この人物は、公証人として働いていたアーノルト・ファンデンベルフ氏で、調査チームは、自分の家族の安全と引き換えに密告したのではないかとしています。

調査では、最新の分析手法で関与した可能性がある人物を割り出し、最終的には、アンネの父、オットーに宛てて書かれたメモにファンデンベルフ氏の関与を示す記述があったことが、根拠になったとしています。

アムステルダムにある博物館「アンネ・フランクの家」は「価値のある、新しい重要な情報と、興味深い仮説を生み出した」とする声明を発表し、真相に迫る調査結果として関心を集めています。