仏大統領選 立候補表明のゼムール氏 憎悪あおる発言で罰金刑

ことし4月に行われるフランスの大統領選挙に立候補を表明している、極右の評論家、エリック・ゼムール氏が、過去に人種的な憎悪をあおる発言をしたとして、裁判所は、日本円にしておよそ130万円の罰金刑を言い渡しました。

エリック・ゼムール氏は、移民排斥や反イスラムを訴える極右の評論家で、ことし4月に行われる大統領選挙に立候補を表明しています。

パリの裁判所は17日、ゼムール氏がおととし放送されたニュース番組で、移民の未成年の若者について「泥棒で人殺しだ」などと発言したことは人種的な侮辱や憎悪をあおる罪に当たるとして、1万ユーロ、日本円にしておよそ130万円の罰金刑を言い渡しました。

ゼムール氏が憎悪をあおる発言で有罪判決を受けるのは3回目ですが、ゼムール氏は判決を受けて「表現の自由や民主的な議論を締めつける司法システムが終わることを望む」とツイッターに投稿し、上訴する考えを示しました。

ゼムール氏はテレビコメンテーターとして知名度も高く、世論調査では一時、支持率がマクロン大統領に次ぐ2位となって注目が高まりましたが、最近は、右派の共和党のペクレス氏や極右政党のルペン氏に続く4位まで後退しています。