自民 安定的な皇位継承の在り方 懇談会を設置し検討進める方針

安定的な皇位継承の在り方などをめぐり、自民党は、麻生副総裁をトップとする懇談会を設置し、検討を進める方針です。
ただ、参議院選挙を控え、党の考えを早急にまとめることに慎重な声もあり、結論までに時間がかかることも予想されます。

安定的な皇位継承の在り方などをめぐり、政府は、先週、有識者会議がまとめた報告書を国会に提出したのに続き、18日は、松野官房長官が衆参両院の各会派の代表に、報告書の内容を説明することにしています。

こうした中、岸田総理大臣は、17日、自民党の麻生副総裁、茂木幹事長と国会内で会談し、麻生氏をトップとする懇談会を党内に設置し、党としての考えを検討する方針を確認しました。

懇談会では、皇族数を確保する方策として、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つが盛り込まれた報告書の内容をもとに、議論を進めるものとみられます。

ただ、皇位の継承の在り方については、男系による継承を堅持すべきだとする意見の一方、女系を含めた継承の在り方も選択肢として検討すべきだという意見もあります。

このため、夏の参議院選挙を控え、意見対立が表面化するのは望ましくないとして、党の考えを早期にまとめることに慎重な声も出ていて、結論までに時間がかかることも予想されます。

自民 茂木幹事長「どう議論するか考えていく」

自民党の茂木幹事長は記者会見で、麻生副総裁を座長とし、みずからが座長代理を務める懇談会を設置し、党幹部を中心に検討を進めていくことを明らかにしたうえで「きょうの政府からの報告を受け、今後、どういうテーマやスケジュールで議論していくかを考えていきたい」と述べました。

自民 福田総務会長「静ひつな環境の中での議論が大事」

自民党の福田総務会長は記者会見で「静ひつな環境の中で議論することが大事だ。千数百年にわたって、われわれは天皇制や天皇という存在を中心に日本という国をつくってきた。この時間の長さを踏まえた上で1000年単位で天皇というものを社会の中でどう位置づけるかという議論がされるべきだ。視点の長い、社会にしっかりと目線を落とし込んだ議論がなされるべきだ」と述べました。

公明 山口代表「国民の総意を形成していくことが大切」

公明党の山口代表は記者団に対し「衆参両院の議長からの話を受け止めて、報告書の内容もよく吟味したうえで、公明党としても検討する場を設けたい。皇位継承のあり方は、象徴天皇制の核心の部分なので国民の総意を形成していくことが大切だ。憲法上の大きな視点に立って、検討を進めたい」と述べました。