人工の「骨ネジ」 島根大など開発 手術後の患者負担軽減に期待

折れた骨を固定するための「骨ネジ」の開発を進めている島根大学医学部などが参加する産学官連携のグループが、強度を増した人工の新しい骨ネジを開発し、手術後の患者の負担軽減につながることが期待されています。

新しい「人工骨ネジ」を開発したのは、島根大学医学部、県産業技術センター、帝人メディカルテクノロジーが加わる産学官連携の研究グループです。

この研究グループでは骨折の治療のために、体の別の部分から取り出した骨をネジにする技術を確立していました。

骨でできたネジは金属製のものと異なり、一定の時間が過ぎれば周りの骨と同化するため再び手術で取り除く必要がないというメリットがありますが、強度などに課題がありました。

そこで、研究グループでは骨に近い成分を使い、形状やネジ山の高さを改良して強度を増した「人工骨ネジ」を新たに開発しました。

この「人工骨ネジ」を使った手術は先月までに島根大学医学部の附属病院で7例行われていて、患者の負担も少なくすむことから研究グループは今後、さらに活用を進めていきたいとしています。