大学入試センター 試験会場の大学に警備体制強化を緊急要請

大学入学共通テストの会場の1つの東京大学の門の前で受験生など3人が切りつけられた事件を受け、共通テストを実施する大学入試センターは、試験会場となっている全国の大学に警備体制を強化するよう緊急の要請を行いました。

15日から始まった大学入学共通テストでは、会場の1つの東京大学の門の前で、試験が始まる前の午前8時半頃、高校生男女2人の受験生と、72歳の男性が刃物で切りつけられてけがをし、警視庁は名古屋市に住む高校2年生の17歳の男子生徒を殺人未遂の疑いで逮捕しました。

事件を受け、共通テストを実施する「大学入試センター」は15日午後、試験会場となっている全国の大学の入試担当者に対し緊急の要請を行い、試験の運営に関する実施要領にあるとおり、試験場の入り口などで受験票の提示を求め、受験者以外や挙動不審な人物の入構の防止に引き続き努めるよう警備体制の強化を要請しました。

大学入試センターによりますと、受験生が切りつけられるような事件は、確認できる範囲内ではこれまで起きたことがないということです。

大学入試センターは「この日のために頑張ってきた受験生が事件に遭い、非常に遺憾だ。刺された受験生の状況はまだ情報収集中で、本人の希望で追試験を受けることもあると思うが、追試験が難しい場合の救済措置は、入試制度の全般に関わるため文部科学省での判断になる」としています。

警察庁 大学などと連携強化 安全確保を警察に指示

今回の事件を受けて、警察庁は大学入学共通テストの会場となっている大学などとの連携を強化し、安全確保に努めるよう全国の警察に指示しました。