京都市消防局制作の火災避難マニュアル動画 再生回数が大幅増

大阪 北区のビルに入るクリニックが放火され、25人が犠牲になった事件からまもなく1か月です。
この事件以降、京都市消防局が「京都アニメーション」の放火事件を受けて制作した避難マニュアルの動画に注目が集まっています。

京都市消防局は、京都アニメーションの放火事件の状況を分析し、建物内で火事に遭ったときの避難行動について「火災から命を守る避難」という動画にまとめてYouTubeで公開しています。

消防局によりますと、大阪 北区のクリニックで起きた放火事件のあと、動画の再生回数は大幅に増え、多い日では一日当たりの再生回数が事件前のおよそ14倍に上ったということです。

動画では、状況に応じた避難行動を職員が実演していて、例えば「階段が使えず、フロアに煙が充満した場合」は、煙を吸わないよう鼻と口を押さえ、姿勢を低くしたうえで、壁に沿って「かがみ腰」や「ダックウォーク」で窓やベランダへ避難するとしています。

また、はしごなどを使わずに2階から避難する際は、けがのリスクを減らすため飛び降りずに、ぶら下がってから降りるよう呼びかけています。
京都市消防局予防課の江西基担当課長は、「急激に煙や炎が広がる火災に遭遇したときに、どうやって自分の命を守ればいいのか、多くの人が不安に思っている。自分や家族、従業員などの命を守れるよう一歩踏み込んだ避難の対策を身につけてほしい」と話していました。