統計データ書き換え “二重計上報告対応せず” 総務省第三者委

国土交通省が統計のデータを書き換えていた問題で、国の統計を所管する総務省の第三者委員会は、去年8月、総務省が国土交通省側から、データの二重計上があった可能性について報告を受けていたにもかかわらず適切な対応を取っていなかったとする報告書をまとめました。

国土交通省が「建設工事受注動態統計」のデータを書き換えたり、二重に計上したりしていた問題を受け、総務省の第三者委員会である統計委員会の調査チームは、国の統計を所管する総務省の対応にも問題がなかったか検証し、報告書を金子総務大臣に提出しました。

報告書では去年8月20日、総務省の担当部署が、国土交通省から「統計の『ダブルカウント』を指摘されている」などとするメールを受け取ったとしています。

メールは複数の職員に送信されていましたが、上司や統計委員会への報告は行われていませんでした。

調査に対し職員は「記述を読み飛ばしていた」とか「『改善済み』ということだったので、問題にならないと思った」などと話しているということです。

これについて報告書は「二重計上について直接的な情報があったにもかかわらず、対応を取っておらず不適切だった」と指摘しています。

統計委員会の椿広計委員長は、記者会見で「『ダブルカウント』という情報があった時点で国土交通省を指導すべきだった。公的統計を担う強い責任感と高い問題意識を持って業務に当たることが必要だ」と述べました。