大阪府内の病床使用率35%で“まん延防止”要請へ 吉村知事

新型コロナウイルスの感染の急拡大が続く中、大阪府の吉村知事は記者団に対し、府内の病床使用率が35%に達した段階で「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請する考えを示しました。

この中で吉村知事は、大阪府内の感染状況について「感染者が圧倒的に多く、今後、病床のひっ迫度が増す可能性が高い。感染者が増えれば、中等症や重症の人も増えることが見込まれるので、強い危機意識を持っている」と述べました。

そして「病床使用率が基準に達したら、強い対策をお願いし、感染の急拡大を止める必要がある」と述べ、病床使用率が35%に達した段階で「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請する考えを示しました。

そのうえで、吉村知事は、大阪に重点措置が適用された場合は、府内の全域を対象エリアとし、国の基本的対処方針に沿って、飲食店などに対し営業時間の短縮などを要請する考えを示しました。

大阪府内の病床使用率は14日の時点で21.5%となっていて、基準に達した場合、大阪府は対策本部会議を開いて対応を決定することにしています。