韓国 新型コロナ規制措置を3週間延長 2週間後には旧正月5連休

韓国では、新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株が拡大し、2週間後には旧正月の5連休を迎えることから、韓国政府は、飲食店の時短営業など規制措置のほとんどを来月はじめまで延長すると発表しました。

韓国では先月、新型コロナウイルスの感染が再び拡大したことを受けて、飲食店の営業時間や百貨店などに入る際の規制が強化されました。

一連の規制措置は16日まで続く予定でしたが、変異ウイルスのオミクロン株の感染が拡大し、今月29日から旧正月の5連休を迎えることから、韓国政府は14日、規制措置のほとんどをさらに3週間延長すると発表しました。

これに伴い、飲食店の営業時間を午後9時までに制限し、百貨店や大型のスーパーを訪れる際に、ワクチン接種の証明書やPCR検査の結果の提示を義務づけるといった措置は、来月はじめまで継続されます。

一方、規制の緩和を求める声もあることから、これまで4人までに制限されていた私的な集まりは、6人まで認められることになりました。

韓国では、1日の感染者数が、先月初めて7000人を超えたあと、減少に転じたものの、今月も3000人台から4000人台で推移しています。

韓国政府は14日から、アメリカの製薬大手ファイザーが開発した重症化を防ぐ飲み薬の使用を認めるなど、感染拡大を抑えるため、警戒を続けています。