キリンホールディングス 中国での清涼飲料製造から撤退を検討

「キリンホールディングス」は、収益力を高めるための海外事業見直しの一環として、中国で清涼飲料を製造・販売する合弁会社について、株式を売却し、中国での清涼飲料の製造事業からの撤退を検討していることが分かりました。

キリンホールディングスは、2011年に中国の飲料大手と合弁で「華潤麒麟飲料」を設立し、自社ブランドの清涼飲料などの製造と販売を行っています。

関係者によりますと、この合弁会社についてキリンは、保有している40%の株式すべてを中国系のファンドに売却することで検討をしていることが分かりました。

会社では「事業の最適化のためのさまざまな選択肢を検討しており、その一つとして株式の売却を議論している」としていて、売却額は1000億円前後になるとみられます。

株式の売却が実現すれば、中国での清涼飲料の製造事業からは撤退することになりますが、現地の子会社が行っているビールの製造や販売の事業は継続します。

キリンは収益が伸び悩んでいたオーストラリアでの清涼飲料や乳飲料の事業を去年、現地の大手乳製品メーカーに400億円余りで売却するなど海外事業の見直しを進めています。

今回の株式売却の動きもこうした見直しの一環で、今後は、より収益性の高いクラフトビールなどの分野に海外の経営資源を集中するねらいがあるとみられます。