阪神・淡路大震災から27年を前に 若手警察官に教訓伝える 神戸

阪神・淡路大震災の発生から27年になるのを前に、当時、救助活動にあたった兵庫県警の警察官が、震災の経験を語る会を開き、若手警察官に教訓を伝えました。

神戸市の長田警察署で開かれた会では、震災の教訓を若い世代につないでいこうと、4人の警察官が経験を語り、20代と30代を中心にした45人の警察官が参加しました。

このうち、発生直後に機動隊員として長田区で救助活動にあたった土佐亨弘警部補(55)は「もっと助けられたのにという悔しい気持ちと、ごめんなさいという気持ちでいっぱいです。当時は救助用具がほとんどなく、私物のナイフで屋根を切り開き、遺体を捜索しました」と当時の状況を語りました。

そのうえで「救助用具も当時と比べて高性能になっています。『使い方が分かりません』では人を助けることができません。大規模な災害に備えて、絶対に助けるという気持ちで訓練や点検を行ってください」と訴えました。

講演を聞いた福田雅之巡査(28)は「自分自身が同じ立場であればどう思うか考えさせられました。警察官として装備や機材の点検など、日頃できることを精いっぱいやりたいです」と話していました。

震災のあとに採用された警察官は全体の7割を超えているということで、兵庫県警では、当時の経験を伝える取り組みを続けていくとしています。