米 ユナイテッド航空 従業員約3000人が感染 空の便に影響も

アメリカの航空大手、ユナイテッド航空は、およそ3000人の従業員が新型コロナウイルスに感染していると明らかにしました。
アメリカでは、航空便の運航に必要な人員の不足による欠航が相次いでいて、変異ウイルス、オミクロン株の感染拡大の影響が空の便に及んでいます。

ユナイテッド航空は11日、スコット・カービーCEOが、従業員宛てに送ったメールの内容を公表しました。

それによりますと、変異ウイルス、オミクロン株による感染が拡大する中、11日現在、およそ3000人の従業員が新型コロナウイルスに感染していて、東部ニュージャージー州のニューアーク空港では、従業員の3分の1が休んだ日もあったということです。

ただ、ワクチンを接種した従業員の中に入院している人はおらず、8週間にわたって死亡した人もいないということで、アメリカ国内を拠点とするすべての従業員、およそ6万7000人に対して、ワクチンの接種を義務づけたことによるものだとしています。

アメリカでは、航空便の運航に必要な人員の不足による欠航が相次いでいて、現地のメディアによりますと、こうしたことなどから、今月2日までの10日間で、全米で1万4000便以上が欠航したということで、オミクロン株の感染拡大の影響が空の便に及んでいます。