松野官房長官 3回目のワクチン接種 職域接種も前倒しの意向

新型コロナの感染の急拡大を受け、政府が一般の人への3回目のワクチン接種の前倒しを検討していることに関連し、松野官房長官は、ことし3月から企業や大学などで始める予定の職域接種の開始時期も前倒しする意向を示しました。

新型コロナの感染の急拡大を受けて、政府は11日、新たな対策を公表し、高齢者や医療従事者などに加え、一般の人に対するワクチンの3回目の接種も前倒しできるよう、大規模接種会場の設置など自治体の取り組みを後押しするとしています。

これに関連し、松野官房長官は午前の記者会見で、ことし3月から企業や大学などで始める予定の職域接種について「前倒しを検討しており、まとまりしだい、早急にその詳細を示したい」と述べ、職域接種の開始時期も前倒しする意向を示しました。

また、12歳未満の子どもへの接種をめぐって「子どもに対するワクチンの有効性や安全性などの確認が進められている。薬事承認や厚生労働省の審議会での了承が得られれば、3月以降に接種を開始できる見込みだ」と述べました。