小学校で3学期始まる 感染対策でオンライン始業式

新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、大阪府内の多くの小学校で3学期が始まり、吹田市の小学校では感染防止のため各教室に分かれてオンラインで始業式が行われました。

吹田市の吹田第一小学校では11日午前8時ごろ、上履きや宿題を両手に持った児童たちがあいさつをしながら元気に登校しました。

学校では児童全員での新年の挨拶と感染対策を両立させるため校庭で始業式を行う予定でしたが朝から雨が降り始めたため各教室に分かれてオンラインで始業式が行われました。

式では津田一司校長が「新年の始まりに目標を立てて見えるところに張っておきましょう。新型コロナの感染対策として手洗いとマスクの着用、換気をしっかりやりましょう」と呼びかけました。

換気で教室や廊下が寒いため担任の先生はクラスの児童に「コートを着たままでいいよ」と声をかけていて児童たちは校歌を声を出さずに聞いたあと、冬休みの宿題を提出していました。

学校には先月、換気がきちんとできているか計測するための二酸化炭素濃度の測定器が配布されたということで、津田校長は「オミクロン株が子どもどうしで感染しないかが大きな不安で、感染対策にはきちんと取り組みたい。オンライン授業の準備や感染者が出ても差別につながらない対策にも力を入れていきたい」と話していました。
また、京都市内のほとんどの公立の小学校で11日から3学期が始まり、感染対策のため、オンラインで始業式が行われました。

このうち京都市右京区の山ノ内小学校では、校長室とオンラインで結びそれぞれの教室で、児童たちが始業式に臨みました。
式では福田直樹校長が「3学期の学習や学校生活で何を頑張るのか目標を決めて、一日一日を大切に過ごしましょう」とモニター越しに呼びかけました。

また校歌斉唱では、飛まつが飛ぶのを防ぐために児童たちは起立してスピーカーから流れる校歌を静かに聞いていました。

このあと、教室では冬休み中の家庭でのお手伝いの目標や成果などを記入した宿題を回収し、担任の先生が冬休みをどのように過ごしたか聞いていました。

小学1年生の男子児童は「いつもは鹿児島県に行きますが、コロナなので京都で初詣やお父さんと紙風船を作って遊びました。ことしは給食で苦手な野菜を食べることを頑張りたいです」と話していました。