「まん延防止措置」初日の沖縄 飲食店“時短要請 従うが痛手”

新型コロナウイルスの感染が急拡大している沖縄県では9日からまん延防止等重点措置が適用され、飲食店の営業時間の短縮などが要請されました。県内の繁華街は人通りも少なく、飲食店からは厳しさを訴える声が聞かれました。

9日からまん延防止等重点措置が適用され、沖縄県は飲食店に対し、県の認証を受けている店は午後9時まで、それ以外の店は午後8時までの時短営業を求めています。

ふだん、多くの人でにぎわう那覇市中心部の繁華街では、一部の店が時短営業が要請されている間の営業を取りやめていて、9日夜は人通りも少なくなっていました。

飲食店から出てきた南城市の40代の女性は「もう少しいたかったですが、閉店するというので帰ります。これからはあまり出かけないようにします」と話していました。

また県の認証を受けている居酒屋ではスタッフが午後8時すぎから片付けを始め、午後9時前には営業を終えてシャッターを閉めていました。

そして午後9時をすぎると、周辺のほとんどの店から明かりが消え、辺りは閑散としていました。

居酒屋の店主の男性は「決まったことなので我慢して従うしかないですが、もう少し営業したいですし、痛手です」と話していました。