「前橋初市まつり」時間短縮など 感染対策とって開催 群馬

前橋市の新春の恒例行事、「前橋初市まつり」が、時間を短縮するなど新型コロナウイルスの感染対策をとって開かれています。

「前橋初市まつり」は、およそ400年前の江戸時代の市が起源とされ、市の中心部の通りには熊手や大小さまざまのだるま、それに、ことしのえとにちなんで、とらの顔をしただるまなどを販売する店が並んでいます。

ことしは新型コロナの感染拡大を防止するため、時間を午後5時までに短縮して開かれていて、大勢の人が訪れ、買い物を楽しんでいました。

近くの前橋八幡宮では去年、会社や家庭に飾られていた古いだるまを焼く「おたき上げ」が行われました。

担当者が、人と人との間隔を十分に空けることや長時間の滞在を避けるよう呼びかける中、大きな火柱が上がると、訪れた人たちは福がもたらされると言われる煙を浴びながら、手を合わせて無病息災などを祈っていました。

2歳の双子と訪れた夫婦は「子どもたちが健やかに育って、コロナの感染状況が落ち着く1年になってほしい」と話していました。