東京都 新型コロナ 新たに922人感染確認 前週比約12倍

東京都内の7日の感染確認は922人で、1週間前の金曜日のおよそ12倍に増えました。
都の担当者は「これまでに類がない増加率で、感染が急激に広がっている」と述べ、強い危機感を示しました。

東京都は7日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて922人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

78人だった1週間前の金曜日と比べ、およそ12倍に増えました。

1日の感染の確認が900人を超えるのは、去年9月15日以来です。

7日までの7日間平均は、338.6人で、前の週の623.6%と6倍を超えました。

都の担当者は「これまでに類がない増加率で感染が急激に広がっている。感染拡大を抑えるには一人一人が責任をもって対策をとるのが重要だ」と述べ強い危機感を示すとともに、3密の回避、マスクの着用など感染防止対策の徹底を重ねて呼びかけました。

7日に感染が確認された922人のうち41.8%の385人が20代でした。

また、48.2%にあたる444人はワクチンを2回、接種していました。

感染経路がわかっていない人は595人、わかっている人は321人でした。

感染経路がわかっている人のうち最も多いのは「家庭内」の163人です。

一方、都の基準で集計した7日時点の重症の患者は6日と同じ3人でした。

死亡した人の発表はありませんでした。