感染急拡大「予期せぬ不足 予備費を適時適切に執行」財務相
新型コロナウイルスの感染が急拡大していることについて、鈴木財務大臣は7日の閣議のあとの記者会見で、今年度の補正予算を活用して感染拡大に対処するとともに、不足が生じた場合には新型コロナ対策の予備費を使って機動的に対応していく考えを示しました。
この中で、鈴木財務大臣は「今年度の補正予算には、病床や医療人材の確保に必要な交付金や経口治療薬の買い上げ費用、飲食店向けの時短要請協力金などを確保している」と述べ、感染の急拡大に対し、まずはこうした予算を活用して対処していくという認識を示しました。
そのうえで、鈴木大臣は「予期せぬ不足が生じた経費に対しては、新型コロナ対策の予備費を適時適切に執行していく」と述べ、感染拡大の状況を踏まえ、機動的に追加の対応も検討していく考えを示しました。
一方、感染拡大が国内の経済に与える影響については、「現段階で確たることを言うのは難しく、今後の感染状況や国や自治体の動向、それに、海外の経済動向を注視していきたい」と述べました。