年末年始 JRの新幹線や特急の利用者 前年同期比2.5倍の大幅増

年末年始のJRの新幹線や特急の利用者は全国で893万8000人と、新型コロナウイルスの影響で過去最低となった、前の年の同じ時期と比べ2.5倍の大幅な増加となりました。

JR各社のまとめによりますと、年末年始の先月28日から今月5日までの9日間に帰省や旅行などで、JRの新幹線や特急を利用した人は全国で893万8000人でした。

新型コロナの影響で過去最低となった、前の年の同じ時期より541万5000人増え、2.54倍の大幅な増加となりました。

新幹線ごとにみますと、前の年の同じ時期に比べ
▽山陽新幹線で2.9倍
▽東海道新幹線で2.57倍
▽東北新幹線で2.55倍などとなっています。

新型コロナウイルスの感染拡大前となる、2年前の年末年始の新幹線や特急の利用者数は全国で1198万1000人で、今回はその75%まで回復しました。

JR各社は「利用客はだいぶ戻ってきたのではないか」と話していますが、全国で再び感染が急拡大していることから「決して楽観視はできず、今後の推移を見守っていく」としています。