山口県と広島県「まん延防止等重点措置」適用要請へ

新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受けて山口県と広島県は政府に「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請する方針を固めました。

山口県では、関係者の感染が相次いで発表されているアメリカ軍岩国基地がある岩国市を中心に、新型コロナウイルスの感染が急激に拡大していて、5日発表された一日の感染者数は104人と、去年8月19日以来、100人を超えました。

また広島県も先月末以降、感染が拡大し、県内の感染確認の発表が2日連続で100人を超え関係者によりますと6日も感染確認が増える見通しだということです。

こうした状況を受けて山口県と広島県は早期に感染拡大を抑え込む必要があるとして政府に対し「まん延防止等重点措置」を適用するよう要請する方針を固めました。

山口県は岩国市と隣接する和木町を対象に、広島県は広島市を含む岩国市に近い県西部の自治体を対象に重点措置を適用する方向で検討しています。

いずれも6日、新型コロナウイルス対策本部の会議を開いて重点措置の適用の要請を決定することにしています。

まん延防止等重点措置が適用された場合、山口県は初めて広島県は2回目となり対象地域の飲食店に営業時間の短縮を要請するなどの感染防止対策を行う方針です。