四国で2県目 「オミクロン株」 香川県で感染確認 市中感染か

香川県は県内の20代の男性と、その濃厚接触者で大阪府の20代の女性について、2日、オミクロン株に感染していることが確認されたと発表しました。
オミクロン株の感染確認は県内では初めてで、県は年始の会食などの際にも感染対策を徹底するよう呼びかけています。

これは香川県の浜田知事が2日午後、臨時の会見を開いて明らかにしました。

この2人は12月末にオミクロン株への感染の疑いが分かり、県がゲノム解析を行っていたもので、感染経路の分からない市中感染とみられるということです。

このほかにも県は2日、▽高松市の10代の男性と、その家族で濃厚接触者にあたる▽30代の男性、▽10歳未満の男性の合わせて3人について新たに新型コロナへの感染が確認されたと発表しました。

香川県内では12月27日まで44日連続で新たな感染者の発表がありませんでしたが、この1週間でオミクロン株を含めた感染確認が出ていることから、県は独自に設けた警戒レベルを1段階引き上げ、5段階の中で下から2番目の「感染警戒対策期」とすることを決めました。

引き上げは3日からで、浜田知事は「感染再拡大につながらないよう油断せず適切な感染防止対策を徹底して行動していただきたい」と述べ年始の会食などの際にも感染対策を徹底するよう呼びかけました。