中国の景況感指数 2か月連続で景気判断の節目上回る

中国の今月の製造業の景況感を示す指数は、原材料価格の高騰が落ち着いたことなどから企業の生産活動が回復し、2か月連続で景気のよしあしを判断する節目を上回りました。

中国国家統計局が製造業3000社を対象に調査している製造業PMI=購買担当者景況感指数によりますと、今月の指数は50.3と、先月を0.2ポイント上回りました。

景気のよしあしを判断する節目となる「50」を上回るのは2か月連続です。

国家統計局は、景気減速の要因の1つとなってきた石炭や金属など原材料価格の高騰が部分的に落ち着き、企業の生産活動が回復したことなどが主な要因だとしています。

ただ、この中で小規模な企業に限ると景況感指数は50を下回っていて、苦しい経営状況が続いていることがうかがえるほか、不動産市場の不振などを背景に需要は力強さを欠く状況です。

中国の中央銀行は今月、景気を下支えするため1年8か月ぶりに実質的な政策金利の引き下げを行いましたが、中国政府が来年の経済運営の方針として「安定重視」を掲げる中、当局の今後の政策が焦点となります。