映画監督の対談記録 ビデオテープのデジタル保存へ資金募る

日本が生んだ映画監督たちの対談を記録した「わが映画人生」という100本を超えるシリーズ作品をデジタルデータとして保存しようと、国立美術館が、今月からクラウドファンディングで資金を募る活動を始めました。

日本映画監督協会は、昭和63年から日本が生んだ数々の映画監督の対談を記録した「わが映画人生」というシリーズ作品をこれまでにおよそ170本、製作しています。

このうち平成23年以前に作られた作品はビデオテープで記録されていますが、劣化や再生機器の減少が懸念されています。

このため、国立美術館では「国立映画アーカイブ」に寄贈された作品をデジタルデータとして保存しようと、今月から来年の3月末までクラウドファンディングで資金を募る活動を始めました。

デジタルデータにする予定の作品は、黒澤明監督と大島渚監督の対談など110本あるということです。

集まった寄付金は、デジタルデータに変換するための費用や、映像を収めたDVDを各地の図書館に寄贈するための費用などに充てるということです。

国立映画アーカイブの冨田美香主任研究員は「日本の映画遺産として極めて貴重な監督たちのインタビューが、いまデジタル化しないと二度と見られなくなってしまう。多くの人にビデオテープの貴重さに気づいてもらい、保存活動に協力してほしい」と話しています。